石巻市 雄勝町伊達の黒船太鼓保存会の公式ブログ  DATE NO KUROFUNE TAIKO of Ogatsu Official Blog.

2013/09/26

活動報告 その5 くりはら万葉祭

9月22日

この日は宮城県栗原市にある「風の沢ギャラリー」で開催された
くりはら万葉祭」に出演させていただきました。



風の沢ギャラリーのオーナーの杉浦氏と昨年からご縁を持てたのを
きっかけに出演させていただきました。

「くりはら万葉祭」は2009年の岩手・宮城内陸地震の震災で被害を
受けつつも、栗原の人々が笑顔で立ち上がり、壊されたものを直したり、
新しく作り出したりとする姿を見て、何か出来ないかと発足された祭と伺いました。

以下、公式サイトより
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地震という大きな災難を受けたにも係わらず、
栗原の人々の笑顔に心動かされ、皆様の前向きな姿に接することで、
何かお手伝いすることができないかと思い「くりはら万葉祭」を始めました。
人々はいつでも、ものを作り、壊され、また作り、立ち上がり、
そうして延々とつながってきたことを改めて考えてみたいと思います。
大人と子どもが一丸となり、破壊とは何か、創造とは何かを学び合う絶好の機会です。
命を生み繋ぐ土と、それを焼成する火。
しかし、時として土と火は命を奪い破壊してしまいます。
その土と火を使った万葉の時代から続く人類最初の科学「焼き物」から、
これからの担い手になっていく、可能性ある子どもたちへ伝承し、
作ることから、ものを考え、憐れみ、勇気を持って生きていくことを願っております。
そして、栗原は転んでも立ち上がり生きる強さと笑顔が溢れているのだということを
内外に示したいと思っております。
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そして、杉浦風之介さんと話をした時に

「東北を芸能の風で繋げていけたらな」

と、仰っていたのがとても印象的でした。

我々の2011年の東日本大震災で、海から水で破壊された経験もあり、
本当にシンパシーを感じました。

そして、何よりとても興味深ったのが、出演者のラインナップ。
本当に中々見れない山形、秋田、岩手などの郷土芸能団体が集まっており、
出演が無くても見に行きたい内容でした。

そして、祭の運営も地域の人達で行われていて、
本当に手作りの空間が物凄く心地良かったです。



そして、オープニングのご祈祷で龍笛を演奏されていた「山下進」さんも
実は石巻市雄勝町出身。こんなところで再会でした!


それから、城生野神楽の小学生達の打ち鳴らし〜鶏舞が奉納され始まりました。
実は南部神楽そのものを見たのが初めてで、
いつも石巻地域でよく見ている法印神楽との違いがとても新鮮でした。
使っている太鼓も締桶太鼓かな?で、長く細いバチを使用し、
バチ使いがとても独特で軽快なリズム。そして叩きながらの唄は見事でした。

14:46に、東日本大震災の犠牲者への黙祷が行われ、
そして「火のモニュメント」に点火されました。
その点火を行ったのが栗原市長と伊達の黒船太鼓保存会 副会長の畠中さん。
そしてそのモニュメントに填められている陶板には
「共に前へ」の文字。
その文字を入れさせてもらったのが、会長の神山さん、そして栗原市長。

そして、我々伊達の黒船太鼓保存会の一回目の演奏。
演目は新曲の「ひふみ」と続けて「図南の響」を披露させていただきました。

どんどん様々な芸能団体が披露しているのを、本当に楽しく見させてもらいました。






こんなヘリコプターカメラも旋回していて、もうなんだか凄かった。
iPhoneでも操縦できるらしい。
どういう映像が撮れたのか、公式の発表もとても楽しみです。



陽も落ちてくると、篝火が焚かれてまた雰囲気が良くなってきました。
そして、伊達の黒船太鼓の二回目の披露。演目は「伊達の太鼓」
メンバー、バチを折りまくる。

鹿踊、さんさ、津軽三味線、盆踊り、神楽。

どれを見ても本当に素晴らしかった。






うちの副会長の畠中さんと鈴木(寛)さんと、佐沼鹿踊伝承会の鹿さん方。
なんか、笑顔が憧れのヒーローに会った子どもみたい。



河北新報にも載せていただきました。








2013/09/25

活動報告 その4 日本ユネスコ運動 全国大会 in 東京

9月12日

震災から本当にお世話になっている「日本ユネスコ協会連盟」の
全国大会のオープニング演奏を飾らせていただきました。

伊達の黒船太鼓保存会だけではなく、雄勝法印神楽、そして鼓舞など、
雄勝の郷土芸能は本当に多大に支援をしていただいています。

震災から2年半が過ぎて、どういう活動を行ってきたかを
改めて知ることが出来て、改めてユネスコ協会、そして全国の支援して頂いた
方々に感謝の意と、震災の犠牲者への追悼の祈り、そして未来の希望へ向けて、
太鼓の音を打ち鳴らしてきました。


関連記事
日本ユネスコ協会連盟 全国大会 大会要項


活動報告 その3 コシノ・ジュンコ氏のワークショップ(稲井小学校)

9月12日
おがつ秋の芸祭 鼓舞が終わって落ち着く前に、
伊達の黒船太鼓保存会に衣装デザインの支援をしていただいた
コシノ・ジュンコ氏が稲井小学校にワークショップにやってきました。

日本とブラジル国交105年にちなんだ「日伯の新たな文化交流」
を目指すアートイベントの一環で、今回の稲井小学校(渡波小学校も震災後間借り中)
かたつむり作戦」というプロジェクトで、
渦巻状の殻の形の画用紙にブラジル、そして日本の両国の子ども達が描いた絵を
集めて展示するという内容です。

稲井小、渡波小の子ども達が本当に楽しそうに絵を描いていて、
良い意味で型破りな、まるでパウル・クレーやカンディンスキーを思わせるような
色使いもあったり、見ている方もとても面白かったです。

今回のワークショップでは、
会長の神山さんと、僕(四倉)の2人での少人数編成「黒小舟」で久しぶりに
演奏でした。

神山さんのバチがどんどん折れていくというハプニングもありましたが(笑)
気持ちと勢いは伝わったと思います。

演奏の後に、
「和太鼓をやりたい!」
っていう、子どもたち(大人も)いて、とても嬉しかったです。

稲井地区にも獅子舞などあって、どんどん地域に伝わる芸能にも
目を向けて、そして自由な表現も同時にやり、一人ひとりの芸術を
育んでいっていただければなと、願いを改にしたイベントでした。




関連記事
石巻市立稲井小学校 公式サイト
石巻日日新聞



活動報告 その2 おがつ秋の芸祭 「鼓舞」

9月1日に旧雄勝町総合支所前の店こ屋街にて、
初めて開催された祭り「おがつ 秋の芸祭 鼓舞」に参加しました。

震災で今は散り散りなった雄勝の人達が集まるきっかけ、篝火になる場を作り、
また昔ながらの古き良き祭を再現し、それを後世に残そうと
雄勝町の郷土芸能団体の有志が集まり、立ち上がりました。
発起人は雄勝法印神楽保存会の上山さん。

「チーム 鼓舞」という実行委員会が発足され、
実行委員長はなんと、会長の神山さん。

そして、伊達の黒船太鼓保存会から、大太鼓の阿部貴之、そして僕(四倉)も
実行委員会に入り、6月からテンヤワンヤとやっていました。

テンヤワンヤの内容は、鼓舞の公式サイトを見ていただくと、
少しは伝わるかな?と思いますので、そちらもよろしければ是非。


当日は、雨(台風!)の予報でしたが、奇跡的晴れ、
そして予想を遥かに上回る人達が来てくれてました。

懐かしい顔も沢山あり、本当にとても嬉しかった。

雄勝法印神楽保存会、そして伊達の黒船太鼓保存会が一同にするセッション的な
演目もこしらえました。

黒船太鼓も新曲を初披露
「ひふみ」という新曲は、雄勝石の玄昌石スレートで作った石琴、
横笛、そして太鼓で構成された曲。

震災後に活動再開することが出来た、雄勝町伊達の黒船太鼓。
「復活」した喜び、新たに「土」を踏みしめ、新しい「風」を受け入れる、
復活と風土を表現し、この曲もどんどん進化して行きます。








神山さんは黒船太鼓、鼓舞委員長、そして実は獅子舞愛好連にも入っているので
本当にこの日は大忙しでした。
副会長の畠中さんも愛好連と掛け持ち。




Asitaskiの山車も参戦!










本当にとても素晴らしい祭でした。
来年もさらに力をつけて臨みたいと思います。



活動報告 その1 按針祭

ご無沙汰の更新になってしまい、本当申し訳ございません!
告知などもどんどん遅れてしまいました。。。

もう、すっかり秋の虫の声に囲まれ、通り過ぎていった夏を思い出しています。
その夏、晩夏の活動報告です。


静岡県 伊東市での「按針祭 - 太鼓合戦」

8月9日に静岡県伊東市での「按針祭 - 太鼓合戦」に参加してきました。
2011年の東日本大震災からのご縁で、今年も参加させていただきとても嬉しかったです。
そのご縁のきっかけになった伊東市の「大川さん」
なんと、Youtubeなどの黒船太鼓の映像を見て「伊達の黒船」を覚えて、
石巻にたまにいらしていた時にも忙しいスケジュールの合間を縫って猛特訓をし、
その成果を今年の按針祭にての発表でした。

↓↓石巻に来た時の特訓の写真






雄勝の伊達の太鼓を、伊東の徳川の船の場で伊東の人間が叩くという、
なんだか、とても象徴的な嬉しいことでした。

按針祭本番では、もちろん伊達の黒船太鼓保存会の
コシノ・ジュンコデザインの新しい衣装を一緒に身にまっての演奏でした。

震災時に雄勝でボランティアをしてくれていた、
NUPURI FILMSの山本さんご夫婦もまた来て下さり動画を撮っていただきました。
大川さんは「伊達の黒船」で参加しています。
(演目:図南の響〜伊達の黒船)



また、按針祭では嬉しい再会も沢山ありました。
太鼓、そしてイベント出演で支援してくださった
八王子の「武州 今熊太鼓」さん。

会長、副会長が大怪我をして松葉杖をついているのですが、

「命かけてますから」

と、一言いい、そのまま大太鼓を叩いていたのは胸が熱くなりました。





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