石巻市 雄勝町伊達の黒船太鼓保存会の公式ブログ  DATE NO KUROFUNE TAIKO of Ogatsu Official Blog.

2013/01/05

明日6日 雄勝町店こ屋街近くにて獅子振りと、太鼓作りワークショップ

急な告知になりますが、明日の6日の11:00過ぎ頃より、
雄勝町 店こ屋街付近にて和太鼓作りのワークショップがあります。
これまで作ってきた行程の最後の仕上げの部分です。

またその日の午前中に雄勝町内で獅子振りがあるとの情報があります。
是非、お時間の有る方で興味の有る方は雄勝まで遊びにいらしてください。




太鼓作りワークショップ 3回目(12月10日、11日)

12/10, 11 雄勝町 店こ屋街近くの物置プレハブ脇など

僕がその場に行くと、すでに丸く切られていたものが一つ干されている。
それと水に浸けられているのが一つと、ぬか漬けになっている皮がある。




今回の作業は革を太鼓に仮貼りして、形をつくるそうだ。
牛の皮は不思議なことに一度パリっと乾くと、
いくら水分を後から染みらせて柔らかくしても、
乾くとまた、初めに乾いた時の形に戻るそうだ。

今回のパートはちょっと難しく時間もかかるとのことで
作業を分担しながら進めることに。

まずは矢澤さんがグラインダーで革を整えている時に
今回修理をする太鼓か破れた革や飾り金具を外す作業。

グラインダーでの作業、本当は革が完全に乾燥しきった状態が
ベストみたいなのだけれど、時間が無いとのことで、
乾いていない状態での作業。
これは相当難しいとのことで矢澤さんにやってもらうことに。



その間に壊れた太鼓のバラし。




ドライバーやバールを使って丁寧に一つ一つ釘を抜く。
ついに革がポロッと外れる。これを両側する。



取り外した革、実は再利用も出来るそうで、洗浄してから一旦水にいれる。
蓋は氷で代用。


しかし飾り金具がどうしても外れないので、矢澤さんとみんなで頭を抱える。

「油圧ジャッキを使おう!」

車のタイヤを交換する時アレを2つ使って金具を引き抜くというアイデア。



なんとか抜ける。
後は釘を抜いた所の穴に竹串を挿して穴の補修。




この作業を寒い〜〜〜と、ひたすら言いながらモクモクと続ける我々。
町の人達が時折応援に来てくれる。

その間に矢澤さんの作業もモクモクとすすらられる。
革をどんどん整えて、今度はこの太鼓の胴に着ける為の金具の寸法をとっている。





そこにナイフで切込を入れて金具を編むように入れていく。

日も暮れてきて、かなり寒くもなってきた。
ここから、電気コンセントが必要なパートになる。
(これまでは電気が無い場所なので、ジェネレーターを使っていました。)

扇風機を回し続けて乾燥を早める作戦です。

なので、神山さんの店こ屋でのお店「神山商店」を間借りしての作業。


革を貼る為の縄を作る。締太鼓のように一旦するそうだ。
それからガシっと止めて、ゆっくりと金具を使って閉めていく。




なんかちょっと太鼓っぽくなってきました。
これを扇風機を一晩〜数日あてて乾燥。

今回はここまで。


太鼓作りワークショップ 2回目(11月12日)

11/12

この回は僕は(四倉)不参加だった為に状況がよく解らず。

矢澤さんのブログによると、
乾燥させていた皮が天候が悪く乾きにくいという状況だった為に
「漬け込み」という作業をしたそうでした。


和太鼓作りワークショップ 初回(10月29日)

10月の月末に雄勝町に牛一頭の生皮が届いた。
その皮から和太鼓の修理、制作に使う革を作るところから始まる。
場所は暫くは物置きプレパブ脇の空地を主に使うことになる。
青空工房ですね。

10/29 曇り @ 雄勝町 店こ屋街の近くのプレパブ脇

1,アルカリ溶液に数日浸けていたものを取り出し広げる。


やっぱり生だけあって、生々しい。皮の後ろには脂がたっぷりついていて、
よく焼肉屋である牛モツみたいな感じがする。
それは写真だとグロテスクなので非公開。
これは、黒毛和牛?


2,毛を取り除く為のコテを作る。


職人なら当たり前だけれど、自分で使う道具を自分で作って
勝手の良いものにするというのは今では中々発想するのも難しいのかもと
ちょっと思ったりもしました。

普通のコテの角をグラインダー丸くしてあげる。



3,生皮を広げて不必要な部位、脂を包丁で取り除く



小山さんは流石。包丁一本でサクサクと進めていく。
僕らはどうも上手く筋を読むことができずにおっかなびっくり。
会長の神山さんもワークショップに参加。


4,脂を取り除いたら、毛を毛根から取り除く。


さっきグラインダーで作った道具を使って毛を毛根から押し出す。
これは本当に根気のいる作業。
まずは毛穴の向きを確認し、毛穴から毛根を押し出すように、
コテを使う。変に力を入れすぎると皮を痛めてしまうし、
力を入れないと全然抜けない。
これを寒空の下でモクモクと数時間。


5,革を固定して干す為の道具を作る


ベニア板を組み合わせてビス止め。

これで、暗くなってきたので、今回の作業はここまで。

早くこれを直して、獅子振りなどで使ってほしいなぁ。




和太鼓作りに挑戦

昨年の暮から実は和太鼓作りに挑戦をしている黒船太鼓メンバー。
きっかけは知り合いの太鼓打ちで太鼓職人の矢澤(小山)敬史さんとの再会と会話。
小山さんは宮城県の南部に住んでいたのですが、
震災での福島原発事故の影響で放射線量が高くなり、
工房、スタジオを置いて埼玉に避難しました。

震災に負けてたまるか!という気持ちで何が出来るか考え立ち上げたのが
NPO 和の音 wa=ku
その内容の一つが楽器作りや邦楽演奏を伝えていくことで、
雄勝にも黒船太鼓以外にも雄勝法印神楽や獅子振りなど
郷土芸能で楽器が津波で被災し流失や、壊れてしまったものが沢山あります。

そこで、自分達の手で自分達の町の芸能に必要な和太鼓を
修理したり、新たに作っていこう!というのがこの和太鼓作りのきっかけです。

雄勝町の公民館跡にも津波で壊れたものを発見して
置いてあったものがありましたので、それを修理することろから
始めることになりました。

それは置いておいても、太鼓作りとても楽しい。
革を鞣すところからやっていますが、
自分達が使わせてもらっている楽器がこのようにして出来上がるのかという
課程を経験し覚えるのはとてもやりがいを感じます。


矢澤さんのブログにもその内容があります。
・ 10月29日 石巻市雄勝にて和太鼓作りワークショップを行う

・ 11月12日 雄勝にて和太鼓作りワークショップをする


謹賀新年

2013年 無事に新年を迎えることが出来ました。
昨年も本当に様々な動きや変化を、支えてくれている人達のお陰で
乗り越えて新たな一歩を歩み出すことができます。

どうぞ、今年もよろしくお願いします!


(photo: Richard Byers 2012年 按針祭にて)